年が明け、成人式も終わり、美容師のみなさんは一息ついてる頃でしょうか。
毎年たくさんの成人の方を迎えることができ、感謝です。
18歳から成人になるということで、先々式典も変わってくるんでしょうか。
僕は毎年メイクを担当させて頂いてます。
年々歳が離れていく成人の子をメイクさせて頂くことに、違う面白さを感じてます。
地雷系 なめくじ 韓国メイク
昔は聞かなかったワードがあります。
ワードがあるってことはテクニックもあり、色々勉強になるもんです。
美容はいつまでも勉強って言いますが、本当そうですねー。
今年の1番こだわりあった子は。。。
もちろんメイク用品全て持参。
遠「どーやったらいいかな?」
成「まずはコレを使ってここにこうしてください」
遠「かしこまりました。」「次はどうしましょう?」
成「次はコレでこうしてください」
遠「なるほど。かしこまりました」
という具合に、ベース完成までいくと。。。
成「ここからアイメイクに入るので、あとは自分でやります!」
遠「ありがとうございます。宜しくお願いします!」
僕には想像できない、素敵な仕上がりでした!
道具も使ったことない物が多く、一般の子の知識・情報の得方に関心させられます。
私達は美容のプロです。
これを提供してお金を頂いてます。
プロなんだから…
プロとして…
なんて言われることもあるでしょう。
どこにプロ意識を持つか、が重要だと思います。
一般の方の言うことをそのままやるなんて…
日常のサロンワークではあまりそう対応することはないです。
美容師として、僕なりの意見・提案を入れます。
しかし、初めて会い、カウンセリングする時間もなく、仕上がり時間もあり、こだわりがあり、自分のやりたいことがある。
そんな子にはそのまま対応してあげることが最適なんじゃないかなーと。
そして仕上がりを一緒に共有して感心する。
お客様が喜んで満足してくれることが最低限必要。
何をしたら喜んでくれて、何をしないことが邪魔にならないか。
プラスの働きとマイナスの働き。
教育も似たようなところがあると思います。
正解や成功を与えることばかりが教えではないと思います。
間違えたり失敗したりして、辛いことや苦しいことを経験することの方が普通だということをわかって欲しい。
その先に嬉しいこと楽しいことがある、ということ。
なんでも手を差し伸べることは、成長する経験を減らしてることに繋がる恐れがある。
手を出してあげることと、見守ることの違い。
お客様と美容師の関係も似てるところはあります。
美容師にしかできないこと、美容師がやるべきこと。
お客様しかできないこと、お客様がやるべきこと。
お互いに線引きがどこにあるかは一人一人違います。
信頼できる関係だからこそ成り立つバランスがそこに必要。
出るところと引くところ。
成人の皆さん、おめでとうございます☆
明るい未来に幸あれ!